2008.07.26更新

ふるさと納税

・今年の5月から「ふるさと納税」制度がはじまりました。

・この制度は、大都市と地方との税収の格差を是正する手段の1つとして、新しく導入されました。その仕組みは、個人が今住んでいる場所(住民票のある居住 地)以外の自治体に寄付をした場合、寄付金相当額が、今住んでいる自治体の住民税などから控除されるようになっています。

・寄付の対象となる自治体は、「生まれ育ったところ」から「一度も住んだことのないところ」まで、すべての都道府県、市区町村から自由に選ぶことができます。

・なお、控除の対象となる寄付金は5000円以上となります。たとえば、6000円を寄付すると1000円相当の控除を受けられます。また、控除できる金額には上限があり、住民税の所得割の1割(住民税のほぼ1割)となっています。

・この「ふるさと納税」制度は、寄付の文化があまり根付いていない日本では「さほど普及しないのでは!?」という声もある一方で、出身地だけでなく好きな 自治体に寄付できることから、全国の自治体が寄付集めに知恵をしぼり、いろいろな方法で「ふるさとの魅力アピール」に乗り出すと、利用者は急増するとの見 方もあるようです。

投稿者: 伯税務会計事務所

2008.06.01更新

消費税のあれこれ

・日本で消費税が導入されたのは平成元年4月1日でした。その消費税も、今年で20年を迎えました。すっかり定着した消費税ですが、導入時は3%だったことは、まだご記憶にあるかとは思います。

・税率が5%にアップしたのは、平成9年4月1日です。5%になってからは、もう11年が経過しました。消費税導入後10年弱で5%にアップし、それから 11年が経過した近頃では、更なる税率アップの雰囲気が漂う日本ですが、世界の国々では、消費税というものは存在するのでしょうか?

・実は消費税は、世界136カ国で導入されています。お隣の韓国の消費税率は10%、今年のオリンピック開催地の中国は17%になります。では、消費税率が世界で1番高い国はどこでしょうか?

・それは「スウェーデン」「デンマーク」「ノルウェー」で、その税率は何と「25%」です。では世界で1番低い税率は?と言いますと「シンガポール」「台湾」そして「日本」などの「5%」になります。

・こうして見ると日本の消費税率は、導入国の中では1番低いことがわかります。しかしヨーロッパなどでは「生活必需品」においては「消費税率0%」という 国もありますし、何と言っても税金は、どのように活用されるかが重要になります。そのため、一概に税率が低いから「安い」と言えないのが難しいところです ね。

  (2006年9月時点のデータを参照)

投稿者: 伯税務会計事務所

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