2026.05.01更新

 「定額減税」と「給付付き税額控除」は、どちらも家計負担を軽減する仕組みですが、その性格は大きく異なります。

 2024年に実施された定額減税は、1回限りの「物価高対策」としての性格が強い制度です。

 それは納税額から一定額を差し引き、引ききれない分を「調整給付金」として補う仕組みでしたが、あくまで減税がメインで、給付はそれを補完する一時的な措置でした。

 一方、議論が進んでいる給付付き税額控除は「減税」と「給付」をひとつのシステムとして統合した「恒久的な所得支援策」です。

 税額が控除額を下回る場合でも、その差額が自動的に給付されるため、低所得層や子育て世帯にも継続的かつ確実に支援が届く仕組みです。

 また多くの国では、働けば働くほど支援額が手厚くなる設計が採用されており、就労意欲を高める効果も期待されています。

 なお日本での導入にあたっては、自営業者などの正確な所得把握や、安定した財源の確保、マイナンバーの活用方法などが重要な論点となっています。

投稿者: 伯税務会計事務所

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