2026.02.15更新

 経営者にとって新幹線は単なる移動手段ではありません。

 流れる車窓を眺めながら一人静かに戦略を考える、大切な思索の時間でもあります。

 ところで、東海道新幹線の「こだま」「ひかり」「のぞみ」の名前の並びは速度の順だけでなく、そこには深い意味が隠されているのをご存じでしょうか。

 まず「こだま」の由来は「木霊(山彦)」であり「音速」を表しています。

 次に登場したのが「ひかり」です。アインシュタインの相対性理論によれば、光の速さは音速よりはるかに速く、物理学の世界では光が絶対的な速さの頂点に立っています。

 しかし、その「ひかり」よりもさらに速い列車として名付けられたのが「のぞみ」でした。

 「のぞみ」とは、人の「願い」や「希望」です。物理的な物質は光の速さを超えることはできませんが、人の思いや希望は時間も距離も一瞬で飛び越え、目的地へと到達できるのです。

 「音(こだま)」より速い「光(ひかり)」。そして、絶対的な物理の法則さえも超えるのが「希望(のぞみ)」です。

 この命名には、技術への誇りだけでなく、人の意志への深い敬意が込められているように感じます。

 商売も同じではないでしょうか。論理的な分析や市場データという「光」のような正確さは、もちろんとても大切です。

 けれど、誰も見たことのない未来を切り拓き、困難な壁を突破する力は、理屈を超えた「こうありたい!」という強い願いから生まれるものだと思います。

 希望は商売をする上での大きな原動力ですが、また商売を通じて人々に希望を届けたいという思いも、同じくらい大事にしていきたいと思うこの頃です。

投稿者: 伯税務会計事務所

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