2017.10.15更新

 人生においてたった一度しかないチャンス。いったい何だと思いますか?

 それは「第一印象」です。

 その人との初対面はたった一度だけ。「第一印象」に二度目はありません。

 それなのに、たった一度の第一印象を意識している人は意外と少ないようです。

 商売でたくさんの人に出会うあなたはどうでしょう。

 第一印象とは人や物に接したとき、最初に受ける感じのこと。いわゆる「パッと見」です。

 その時間は15秒だとか10秒以内だとかいろいろいわれていますが、たった2秒という意見もあります。

 以前ベストセラーになった『第1感』の著者マルコム・グラッドウェル氏によれば「何かへの評価は2秒で決まる」のだとか。

 最初の2秒で感じる「なんとなく」を「第1感」と名付け、「(第1感で)状況や人物を瞬時に判断した」場合も、「半年以上の時間をかけて判断した」場合も、そのものへの評価はほとんど変わらないと分析しています。

 私たちは平均で3秒に1回まばたきをしているそうですが、2秒というのはまばたき1回分にも満たない一瞬。

 初対面で「はじめまして」とあいさつを交わすまでもなく、私たちは瞬時になんとなく相手を評価して、同時に自分も評価されているのです。

 しかもその評価はけっこう的確なので、第一印象が悪かったから時間をかけて自分を分かってもらおうと努力しても、修復できる確率は低いというわけです。

 人には実にさまざまな面があり、それらをひっくるめたものがその人なりの味わいとなります。

 しかし自分の人となりを見てもらう前に、出会いがしらの2秒で与える印象は思っている以上にインパクトが強いことを覚えておきたいものです。

 服装や立ち居振る舞い、話し方や声のトーンなど第一印象を良くするための演出はいくらでもありますが、結局は「普段の自分」がにじみ出てしまうものですし「普段」は隠せません。

 だったら普段からカッコ良く。カッコつけるのではなくて、自意識よりも美意識を大事にしていきたいものですね。

投稿者: 伯税務会計事務所

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