毎日忙しいのに会社が前進している気がしない。このように感じる経営者は少なくないようです。
朝からメールなどを返し、見積もりを確認し、打ち合わせをし、取引先の急な依頼に対応して、気がつけばあっという間に1日が終わっている。
やるべきことは片づいているけれど、会社の未来にとって本当に大切なことには手がつけられない状態です。
仕事には「急ぎの仕事」と「大事な仕事」があります。
急ぎの仕事は放っておくとすぐに表面化します。
電話が鳴る。納期が迫る。確認を求められる。対応しなければ誰かが困り、現場が止まる。
だから私たちは、どうしてもそちらを優先しがちです。
一方で採用、育成、仕組みづくり、商品やサービスの見直しなどは今日やらなくてもすぐに困りません。
だから後回しにしがちですが、それこそが商売の質を決める大事な仕事です。
おろそかにすれば会社は少しずつ「らしさ」を失い、目先の対応に終始する商売になってしまうでしょう。
その結果、ある日、本質的な課題に向き合う羽目になります。
人が育っていない。現場が回らない。価格を上げられない。顧客が離れる。そのときになって慌てても根の深い問題はすぐに解決しません。
忙しさは努力している証拠のように見えますが、忙しいだけでは会社は強くなりません。
むしろ忙しさに慣れてしまうと、立ち止まって考える力が少しずつ削られていきます。
大切なのは、急ぎの仕事をしながらも商売の質を磨く時間を失わないこと。
1日30分でも会社の未来を考える時間を作ってみてください。その習慣が、数年後の会社の景色を変えていくでしょう。














